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看護局だより

2019/06/20

2019年リーダーシップⅠ(業務リーダー)研修

6月15日(土)リーダーシップⅠ(業務リーダー)研修を行いました。
例年、土曜の休日出勤で、1日がかりで研修を行っていましたが、プログラムを作り変え半日で学べる研修にしました。
ラダーレベル2、だいたい卒後4年から6年目看護師の参加が多かったです。

業務の中でリーダーとしての采配をとっていくことで何に悩んでいるか・・・。
事前に調査をし、それにそって事例を作成し、検討・解決をすることにしました。
チームメンバー、スタッフと信頼関係が築けていない
コミュニケーションが苦手で、アサーティブに言えない
リーダーとしての采配ができない
チーム全体を見る、細分化する能力に自信がない
(多忙になると視野が狭くなる、感情がコントロールできないことがある)
そもそもリーダーの役割がわからない
指示した行動を、メンバーが行ってくれない または 期待とずれる
後輩スタッフへ指示と指導をどのようにするか困っている
問題解決志向が弱い気がする
上位者に業務を依頼できない
「先を見る・読む」ことが苦手である
カンファレンスなどでのファシリテートがわからない
急変の時にどうしてよいかわからなかったことがある

「インバスケット」という方法を取り入れた研修をプログラムしました。
思考練習とプロセスをグループでともにし、制限時間内にどれだけ多く正確に処理できるかをおこなう研修です。
約90分間に12例の事例に取り組み、解決策を考え、重要度・緊急度に振り分け、解決→誰にいつ報告するのかまで考えました。
6つのグループが同じ事例に取り組みましたが、相談対象、解決方法や報告の経路にグループの違いがみられました。20190620001.gif
「確認」「指導」まで考えられたグループと、その一歩手前で解決と判断したグループとがあります。
発表によって共有しています。
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研修後のアンケート結果も、まずまず好評でした。     -アンケートより抜粋-

・他のメンバーの意見を聞いて、自分の視野が広がりました。
・目の前の問題解決をすることだけでなく、本来の問題は何か、考えて対応を考える。リーダーとしての役割を考えることができたと思う。
・インバスケットでグループメンバーの問題を解決していく意見は参考になった。特に新人看護師への対応など、強く言ってしまう傾向があるため、相手の意見・話を聞くことは大切だと思った。また、自分一人で解決してしまおうとする傾向があるので、メンバーに頼む、頼み方も参考になった。印象に残った。
・経験年数が近いグループだったので、グループワークが楽しくできました。他のメンバーのリーダーにおいての悩みなどを聞きながらだったので、お互い相談できたり、楽しかったです。インバスケットという事例検討、やりやすかったです。事例があり具体的に考えられてよかったです。
                            研修担当 日下・大橋