2019/10/18
新人看護師研修 多重課題シミュレーション 2019年10月03日と07日
10月になると、新人看護師研修では一番の大きな研修である「多重課題シミュレーション」を行います。ホームページでは写真でしかお伝えすることができません、これはぜひ動画でご紹介したい研修・・・・です。
8月から、学習で準備を開始します。
患者情報を課題とし、自分で調べ学習をしながら準備をしてもらいます。
いろいろな疾患の患者さんが、科別関係なく入院することが多くなってきましたので、
①高齢者 ②科別関係なく入院する ③身体・感覚器に機能低下があるため丁寧な対応が求められる ④看護師の観察力や確認する能力が求められる ⑤安全 ⑥納得がいく説明 シミュレーションの中で学んでほしいことは沢山あります。
どうも、この心不全の患者さんは テーブル上のティッシュを見る限り、痰が多くみられていることが推察されます。
その気づきがあると、肺の音、喀痰の頻度、呼吸困難感、四肢の浮腫、夜間の睡眠や食事摂取への影響・・・と、観察や確認につながりベッドアップの希望を聞いたりできるのですが・・・・。
う~ん、看護は奥深い!! 気づく力を出すには、五感。
看護師歴 十数年~ウン十年の教育委員からみると、「あ―――そこ、確認するところだなぁ」とか、
「もっと詳しく聞けばいいのに・・」というところもたくさんありましたが、一生懸命に対応する新人看護師の姿は好ましく、ほほえましく、輝いて見えました。
「自分たちのグループは、優先度を・・・・」「安全面での配慮は・・・・」
「観察と確認をしたつもりですが、もっとこのような視点の広がりがあるとよかったとわかりました」
どのグループもホワイトボードいっぱいに、気づきや学び、改善点が書かれていました。
もちろん、演者のよかったこともたくさんありました。