新人看護師 スキンケア研修 2020.07.01
新型コロナウィルスの影響で、なるべく接触を避けながら新人技術研修をしています。
いつもは講義室に48人びっしり座っていましたが 今は救急トレーニング室の広いところで机の間隔もとって座るようにしています。ただ、どうしても演習で行わなくては覚えられないこともあり、その場合はペアになって演習しています。
7月の初めは、スキンケアの研修です。
私たち看護師は、日常的に皮膚にテープを貼ることが多いです。
「ぺたぺた」と考えもせず貼って剥がしてはいけません。
貼るときの圧や引っ張りを少なくすること、剥がすときはテープの種類により違う方法をとらなくてはなりません。
当然、「ベリッ」と勢いよく・・・はもってのほか。
180度ひっくり返すように剥がすテープ、0度横に引き伸ばしながら剥がすフィルム、どちらも「痛くないように、愛護的に」剥がすように指導をうけました。
健康な、若い、新人看護師でも1時間テープを貼っているとこのように痒みを感じる人もいます。
注射のあとに「テープは自分で剥がしてください」と気軽に部屋を出てしまうことが多いのですが、半日くらい消毒綿をおさえるテープが注射のあとに付いている・・・。
簡単にとらえず、自分の皮膚で体験したことで、どんな行動をしたらよいのかが考えられます。止血確認、テープの跡確認、皮膚の確認の必要性が感じ取れました
また肘を屈曲して臀裂(お尻の割れ目)に見立て、臀部褥瘡へのテープの貼り方も体験しました。
肘を曲げると、ちょっとだけお尻に似た形になります。
実物投影機とモニターテレビを駆使して、わかりやすく見て、そのあと体験しています。
新型コロナの影響で、できにくくなった新人看護師技術研修もありますが、何とか人数を少なく回数を多くしたり、教材の工夫をしたりで行っています。