30年度ラダー別研修《リーダーⅠ(業務リーダー)研修》2018年06年16日
やや、肌寒い土曜日、1日かけラダーステップ2の看護師を対象に「リーダーⅠ研修(業務リーダー)」を行いました。
研修のはじめは、体を温め口が滑らかになるようにと、「人生の鎖」でアイスブレイクしました。
「80歳、男性、脳梗塞患者をどのように退院支援し在宅復帰するか」をテーマに①医師が退院を前提に看護師リーダーに指示する➡②リーダーから受け持ち看護師に患者の状況確認➡③MSWに情報提供➡④MSWからリーダーへ家屋改造が必要と情報➡⑤リーダーからリハビリに情報提供・相談・・・と、毛糸を回すと写真のようにクモの巣のように張り巡らされます。グループメンバーが多職種協働を感じ取れるゲームでした。
毛糸の集中する様子から、業務リーダーは情報の《ハブ》の役割をしていると感じられます。
次に、業務リーダーの課業にはどのようなことがあるか抽出し、困っていることは何かを、メンバーと共有しました。
「もっと病室をまわりたいけれど、なかなかできない。」「タイムリーに医師に報告しなきゃいけないと分かっているけれど・・。」「新人への指示を出したが、指導して確認まで付き合いたいけれどできない。」悩みは共通していました。
解決のために視野を広げてみよう。《この人がリーダーだと、メンバーが安心でき、業務がスムーズに運ぶ》という人はどんな特徴や動き方をしているのかな・・・?
リーダーとしてどのようなスキルをつける必要があるのだろうか。コミュニケーションで留意することはどんなことかな? 報告を受けたときに【SBAR】を意識してみよう。などと質問すると的確な発言が聞かれました。
リーダー業務とは、患者さんの目標達成、部署の目標を達成するための行動であり、それを促進するために「人と人を繋ぐ役割」をします。
さすがに、このラダーステップ2の年代になると、伝えられる発表がスムーズで聞きやすく、プレゼンテーションの力を感じました。
コミュニケーションの力も感じました。
研修の成果物です。業務リーダーとしての意義を整理できています。