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看護局だより

2016/12/16

緩和ケア病棟 「秋桜の会」を開催して

 10月29日(土)に第17回ご遺族の会「秋桜の会」を開きました。「秋桜の会」は、グリーフケアの一環として緩和ケア病棟で旅立たれた方のご遺族をお招きし毎年開催しております。

 今回は、ご遺族21名、遺族ボランティア11名、スタッフ16名の参加でした。
 第1部は、「ギターと写真の共演」と題し素敵なソロギターの演奏と共に曲に合った風景の写真や見慣れた地元の写真などがスクリーンに映し出され、ご遺族の中には、涙しながら観ていらした方もいらっしゃいました。
 第2部は、グループに分かれて入院中の思い出や近況などをそれぞれ語って頂きました。愛する方を亡くされたお気持ちはやはり同じ立場のご遺族でしか分からない事や、悲しみ、苦しみを語り合い分かち合えたように思います。最後にサプライズで緩和ケア科部長からオカリナの演奏もありました。
 開催後のアンケート結果では、参加者から満足したとの感想を多数いただきました。「美しい映像を見ながら素晴らしいギターの演奏、故人を偲びながら本当に良い時間を過ごす事が出来ました。」『悲しみの心が癒されました。』また、「これからも自分らしく前を向いて生きていきます。」など立ち直りの言葉もありました。
 今後も入院中の患者様、ご家族様へは全人的なケアの提供と、ご遺族様へはグリーフケアの提供を継続していきたいと思います。