2019年医療教授システム学会 KIDUKI研修 2019.08.03~04
一昨年から当院では、医療教授システム学会 KIDUKI研修を行っています。
学会プログラムに沿った内容で行うため、講師をお招きして開催しています。
昨年度は2回開催しており、これまでにプロバイターコース受講修了者が130人、その中からインストラクターコース受講修了者が34人誕生しています。
次回からは、インストラクターコース修了者が院内研修の指導者役割を担います。そのため、医療教授システム学会のファカルティ・市村健二氏がプロバイダーコースの受講者に、どのように受講者の「学ぶ意欲」が刺激するのかの実際を、今までのインストラクターコース修了者が拝見させていただきながら、学ぶ機会を得ました。
コース受講自体は、このように6人がビデオをみて「気づいたこと」についてでディスカッションしながら、多様な気づきと根拠を発言するものです。
ホワイトボードの裏側には、ファシリテーターコース修了者が市村氏の「気づきを促す発問」や参加意欲を刺激する声掛けの様子を、感心しながら聞いています。
『ガニエの9教授事象』を知っておくことで、ファカルティ・市村氏の意義ある声掛けや行動のもととなっていることが9つのどれに当てはまるかわかりました。
後半はシミュレータを使用してのディスカッションとなり、この頃には既にグループの雰囲気もよく、発言が活発になります。
指導者が、研修者一人一人の個性を早めにキャッチして、研修開始早々から楽しい雰囲気を作ったり、学びの発言を恥ずかしがらずに発することができるようにする「技」は見ているほうがワクワクします。
「教える技術」がこんなに難しく複雑とは・・・・スムーズに受講できる裏側の努力や仕組みについて、関心した研修でした。
35人のプロバイダーコース受講者の皆さん、コース修了 おめでとうございました。