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看護局だより

2020/05/01

看護局新入職者基礎技術研修 

 4月があっという間に過ぎました。
 今回の新入職者基礎技術研修は、三密となってしまう「集合型」をやめ、少人数制で行いました。

 約100人の新人看護師を4人~6人ずつに分けて、①採血・静脈内注射 ②吸引・酸素療法 ③導尿・尿道留置カテーテルの研修を行いました。
 教育専従2人で、1項目を18回転。
 さすがに同じ内容を18回説明し、デモンストレーションする研修は初めてでした。
 さらに、衛生材料の枯渇・・・・。研修分に準備したアルコール綿は、現場提供ということとなり、代用品でシミュレータに実践演習を行うこととなりました。

20200501001.jpg 擦式手指アルコール製剤は、空のボトルのためプッシュすると、「出たつもり」と言い手を擦る、アルコール綿は個包装はなくカット綿に水・・・。当然、人への穿刺はできないため、シュミレータが大活躍です。
それでも、新人看護師たちは物品不足に理解を示し、「イメージ」を膨らませ、演習しています。
 


20200501002.jpg マンツーマン指導ができるため、手元がみえないことや説明がわからず聞き逃すということはなく、気軽に質問できることもよかったようです。
「ピンチはチャンス」「物が無いなりの工夫」と考えるのも有りだと思うこととしました。
 

20200501003.jpg 4月27.28日に行ったインスリン療法の正しい知識と技術でも、アルコール綿の節約のため、自己血糖測定は1名に絞り、実物投影機を用いて見ることに変更しました。
 かなり拡大して投影できたため、「見えなかった」の不満はなく、理解することができたようです。
 


 新人看護師・助産師たちは 卒業式、入職式、職場歓迎会などが縮小されたり、無かったりする状況で今を迎えています。
 桜が満開のときも、外出自粛。初任給をもらっても買い物に出られずネットショッピング、仲間と初任給を祝い奮発して食事したくても自炊。社会人1年目という環境変化でさえも大変なのに、この感染症を予防しながら戦っていかなくてはならず。
 「我慢・辛抱」は忍耐力があれば乗り切れる。一緒に乗り切っていきましょう。