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看護局だより

2021/06/09

新人看護師研修 『死後のケア・エンゼルメイク』

2021年6月09日

 6月に入り、新人看護師も部署でたくさんの患者さんたちとお会いしています。
治療を終えて退院されるかたもいれば、残念ですがお亡くなりになられる方もおられます。
 看護師が最後に行う看護援助として、新人看護師は「死後のケア・エンゼルメイク」を学習しました。                                    

 この研修を企画したとき、お身体を綺麗にし、お化粧をすることだけに焦点が当たらないように考えました。
亡くなられた方とご家族の痛み、苦しみ、辛さに対して「お疲れさまでした。」という労う気持ちで、お支度をさせていただくようになってほしいと願って、学習計画を立てました。
 講師には緩和ケア認定看護師と、新生児集中ケア認定看護師をお願いしました。このお二人の今までの体験を聴くと、厳粛かつ敬う気持ちが湧いてきます。
最期のときを一緒に過ごしていただける時間を作る、ご家族と一緒に清拭もできる、ベッドにぶつかったり音を立てない配慮をするなど色々な関わり方ができることがわかりました。
 日本特有の着付け、何故そのようにするのか、儀式的なことも説明をうけました。

 「生前とかわらない、いいお顔」に近づけるような、お支度の研修です。
新人看護師の中から、モデルになってくれる人もいました
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 お顔の色、シミ、表情がやわらかに見えるようなマッサージ、義歯・口の閉じ方など、ひとつひとつ丁寧にコツがあることがわかりました。
誰一人、雑談することなくメモを取っている姿に感心しました。