閉じる

先輩の声

NICUで「赤ちゃんの代弁者」
として働きたい!

認定看護師岡田 絵里子新生児集中ケア

看護師として、新生児集中ケアに携わりたいと思ったきっかけは?

とにかく子どもが大好きなので、もともと小児科か産科に行くことを考えていました。でも学生時代の実習でNICUを経験し、その仕事に魅了されてしまったんです。私は当院の看護師として働きはじめて19年がたちますが、入職以来ずっとNICUで働いています。

NICUのどんなところに魅了されたのですか?

子どもに関わる看護師の仕事というと、命の誕生、子どもたちの健やかな成長など、幸せなイメージが強くありました。でも生まれたときから、病気だけではなく、さまざまな家庭の事情などを抱えている子どもたちもたくさんいるんです。だからこそ私はNICUで、そうした子どもたちの力になりたいと思いました。

長くNICUで働いてきた中で、ターニングポイントになった出来事はありますか?

NICU開設20周年の年に、NICU出身の子どもたちと親御さんを招待し、同窓会を企画したことがあったんです。そのとき、小学生になった子が駆け寄ってきて「岡田さん、ありがとう!」と声をかけてくれました。もちろん本人に当時の記憶はないと思いますが、ご両親が、いろいろと私の話をしてくれていたのだそうです。本当にうれしかったですね。

これまでの間に異動の話も出ましたが、私はどうしてもNICUの仕事を続けたかった。今後もここでがんばっていこうと、9年目に認定看護師を取得しました。一人ひとりにしっかり向き合って、「赤ちゃんの代弁者」としてこれからも働いていきたいです。